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Q&A
入学にあたって
みのり高等部は、軽度発達障がいをはじめ、軽度の肢体不自由、体調への不安を抱えている等、様々なお子様が通うことができる学校です。もちろん、通級に通っていらっしゃるお子様も、入学することができます。
入学にあたりましては、中学校の担任の先生や通級の先生等と当校教員が情報共有をさせていただき、お子様にとって通いやすい環境、学びやすい環境を整えていき、3年後の卒業、さらには進路の実現を叶えるためにアプローチをさせていただきます。「集団での授業が苦手」という場合などもご相談ください。個々の状況に合わせて対応しております。
週5日間登校できるのがベストですが、起立性調節障がいなど体調などの理由で、不登校経験があるなど毎日の登校に不安を持っている場合もあるかと思います。その際は、事前にご相談ください。お子様の状況に合わせて、登校スケジュールを調整していきます。
みのり高等部での3年間の学校生活を経て、体力、気力を高めていきましょう。3年生になったときには、週5日登校できることを目標に努力している子もおります。
なお、学校をお休みする時は、できる限り生徒さん本人から連絡をもらえるよう、指導をしています。自分のことは自分でできるようにし、自立を目指しています。
1学年20名の少人数の学年をさらにクラス分けし、各レベルに合わせた学習をしていきます。特に、数学や英語はレベル別の問題集を活用しての学習を行いますので、それぞれに無理のないペースで学習を進めることができます。「わからない」ことを恥ずかしいと思わず、一歩ずつ勉強をしていくことができます。また、学習障がいなどを含め、発達障がいの方への学習フォローを行っていますので、不安なことは、ご相談ください。
筆記試験は行いません。また、内申点や出席日数も一切評価の対象とはいたしません。入試合否は、出願時に提出していただく「エントリーシート」に基づいた面談のみで評価をします。あくまでもお子様の「これから」に視点をあて、合否を決定いたします。面談は、教員・お子様・保護者の方三者での実施となります。また、お子様と教員、保護者の方と教員の二者面談もおこないます。
面談時には、高校生活で頑張りたいことは何か、得意なものは何か、苦手なものは何か、等をお子様の言葉でお話ししていただければと思います。リラックスして受けていただけますのでご安心ください。
みのり高等部の室内には壁やドアがなく、比較的スムーズに移動をしていただける環境になっております。お子様の詳しい状況をお聞かせください。最善の方法を探っていきます。
学校生活について
集団が苦手、大きな声や音が苦手、他人の視線が気になるなどのお子様も本校には在籍しております。
目標は、集団の中で学校生活を送ることができるようにすることですが、まずは個別ブースを活用して、自分のスペースを確保しながら日々の学校生活を送ることもできます。説明会等時にお気軽にご相談ください。
いわゆる体育という、運動だけではなく、ボッチャや柔らかいボール・風船を使った運動などニュースポーツのような簡単なスポーツも行います。評価は、競技の上手さ、下手さではなく、「一生懸命に取り組んでいるか」を重視して行いますので、楽しみながら参加してください。
体調に不安があるお子様は、無理のない形で、休みながら参加することもできます。また、見学からスタートすることもできますので、心配な点はご相談ください。
現在、泊りがけでの行事は予定しておりませんが、生徒の成長度合いに応じて、修学旅行などを取り入れていきます。
修学旅行以外の行事については、みのり祭(文化祭)や試演会、感謝の会など特色ある学校行事を行います。
行事に向けて計画を立て、協力しながら運営する経験を多く積み、様々な人の考えに触れる中でコミュニケーション能力を育みます。また、行事を通して、責任感や達成感を感じることで、自立に向けての、自己肯定感を養っていきます。
入学にあたって、「服用薬に関する調査」という用紙をお渡しいたしております。現在服用しているお薬の情報をお書きいただきます。その他、健康に関して不安に思うことは、どのような事でもご相談ください。なお、ご提出いただいた情報はみのり高等部教職員での情報共有用としてのみ使用いたします。
みのり高等部、および中等部(フリースクール)の保護者のみなさま対象の「もりのカフェ」にご参加いただけます。この会は、保護者のみなさまと教職員とで、お茶とお菓子を楽しみながら、お子様の近況を報告し合ったり、学校での様子を写真などでご報告したり、悩みや不安などの情報交換の場としています。何気ないお悩みなどでも共有できる会として、毎回盛況です。
また、定期的に大学教授やカウンセラーの方などを招き、セミナー形式のものも実施しております。
授業について
「ものを作る手順、それがお店に出され、私たち消費者の元へ届くまで」を、お金の流れを中心に学ぶことが商業の授業ですが、みのり高等部ではこれにあわせ、ビジネスマナーや最近のニュース、パソコンの使い方など、幅広く「社会に出て役立つ知識」も学んでいきます。さらに商業科目の中には、数学の知識を使って取り組む「簿記」や「マーケティング」、国語や社会の知識を使って取り組む「ビジネス実務」など、より実践的な内容を行います。社会に出て必要なことを楽しみながら学び、五教科の大切さなども理解できる授業となっています。
ロングホームルームのように、クラス全体の話し合いや取り決め、学校行事の事前準備などを行います。学校行事は、飯盒炊爨や文化祭、クリスマスパーティーなど、季節に応じたイベントを実施します。また、アルバイトや就職を将来的に行う事を想定して、履歴書作成や面接練習、電話応対学習などの進路学習も行います。在校生一人ひとりの様子を見ながら、必要となることを行う時間です。
希望する大学のレベル、受験の方法を一緒に決定したうえで、どのような学力が必要なのかを考えていきます。その上で、各教科の先生方が学力向上のための課題を一人ひとりにあわせて考え、取り組んでいきます。日々の授業の中で基礎学力の定着、力学力向上を目標に、個々に対応していきます。
手帳をお持ちの方については、個々の状況にあわせた実習先を探していきますおで自分にあった職場実習を経験することが可能です。希望者全員が参加できるというわけではありませんが、生徒の成長にあわせ、経験するべきタイミングを、本人・保護者と相談しながら進めていきます。
アルバイトについては、学校生活に支障をきたさなければ、ぜひ行ってほしい社会経験となります。アルバイト応募のために必要な電話応対練習や面接準備なども、生徒の状況にあわせて実施しています。